彼女をマリアと呼ぶ日まで

独学ピアノ練習記

5日目 大きなのっ……まで

 昨日は勉強をしたし、今日はがっつりと指を動かしたかった。

 さて楽譜はどれにしようか。親父の難しい本はまだ無理だし、姉貴の本は両方ト音記号だし……あれ? これという楽譜がないぞ!?

 というわけでネットで探して買うことにした。

 

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 明らかに初心者向けっぽくて、ドラゴンボールとかルパンとか古い曲が入ってるのでこれにしてみた。実に無難そうである。

 

 さて、そんなこんなで今日はネットで楽譜を検索し、「大きな古時計」に手を出してみた。

 

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 見たところ特殊な記号もないし、片方の手で一度に一本しか指を使わない。実に無難で初心者向けに思えた。

 しかしおれは初心者を下回るド素人。なめてもらっては困る。

 結論から言うと最初の一列の半分も弾けず、弾き語りだとしたら「お〜お〜きなのっ……」あたりでどこを押せばいいかわからなくなっていた。

 しかし最初の2個目の音符までは完璧に弾けるようになった。これは成長である。語弊はあるが、語弊なく間違いなく成長である。

 冗談はさておき、なるほど、ピアノの音はいいものだ。ふたつ音が重なっただけで実に豊かに感じた。練習終盤、ちょっとだけ滑らかに弾けたときはリズムを奏でている実感と喜びが生まれた。

 それになんとなくだが鍵盤の位置もわかってきた。まだ始める前に目と手で確認する必要があるが、少しは感覚が馴染んでいる気がする。(というか昨日の勉強が大きかった)

 とりあえずこの曲を繰り返し練習してみようと思う。ありがたいことに、大きな古時計はチューリップの歌やカエルの合唱と違い、ちょっとだけ大人っぽい。

 いい大人がいつまでも「か〜え〜る〜の〜う〜た〜が〜〜〜」などとやってられんからなぁ。